放射線発がんと原発、心の健康、教育問題、国際問題 など
今は健康に関する情報が氾濫しています。その中で、正しい健康への指針、そして長寿への道をお示しするのが、このホームページです。 その基になっているのは、世界中の何十万の研究論文、それを精査し、共通点を絞り込み、我々がまとめた報告書です。
報告書作成には、5年の歳月と、数億円の費用と、インターネットのやりとりの他に、年に2-3回の国際会議が必要でした。それを基に、必要な情報をお伝えしたいと思います。 誰しも年をとりますが、「なるべくゆっくり年をとり、最後まで元気でいよう」というのは皆が望むことです。 ささやかな「NPO ヘルシーライフ研究会」も立ち上げました。
ほかにもいろいろな情報、例えば、現在大問題の、福島の放射線の発がん性とか、沈みゆく日本をどうすれば再生できるかとか、かかわっているロータリー運動とか、ブログでの意見発信とか、いろいろあります。きっとお役にたつことでしょう。
1997年、世界がん研究基金 / 米国がん研究機構のサポートで、膨大な報告書 「食物・栄養とがん予防: 世界的展望」 が発表されました。 世界中の研究結果を検討し、世界の15人の編纂委員が苦労して作成した報告書です。 私(廣畑富雄)は、その編纂委員の一人でした。 この報告書は、世界のマスコミの注目を集め、日本では、NHKが 「ためして合点」で、「挑戦!ガンを防ぐ食生活」 の番組を組みました。 この番組を見た女子栄養大学出版部からのご依頼で、「食事しだいでがんは防げる」 という本を書きました。
この本を出版元の了解をえて、このホームページに載せています。 ダウンロードできます。 「食事次第でがんは防げる」 の項目を、クリックして下さい。 なお対象は一応がんですが、がんに限らず、 心臓病、糖尿病、脳卒中など、 生活習慣病全体の予防にも役立ちます。
その10年後の2007年に、改訂版が出されました。 一段と膨大な報告書であり、上記のように、 何十万という世界の研究結果をレヴューした報告書です。 「食物・栄養・身体活動とがんの予防:世界的展望」 というタイトルです。 この作業には、世界から21人の編纂委員が参加しましたが、日本人は私一人でした。 この膨大な報告書の要約版を載せています。(英文版と、私の和訳)。 「食物、栄養、運動とがん予防」 の項目を、クリックして下さい。
福島の原発事故と 放射線の健康影響(特にがんについて)ですが、私は、国際連合でP5の専門官として(p は professional、P5が一番上級)、放射線の線量あたりの発がん作用を、世界で初めて推定し発表しました(国際連合の総会に提出し、国際連合から出版された)。ただ英文なので、日本語の一般向けの本も書くべきだった、と思っています。この道の専門家として、意見を記してみたいと思います。「原発の科学的評価と将来」を参照して下さい。
日本がいつの間にか、あちこち行き詰まり、崖から落ちそうになっている、そういう現実があります(もちろん日本に、素晴らしい点も多い)。どうしたら再生へのロードマップが作れるのか、奇跡の再生を遂げた米国、戦後の廃墟から、奇跡的に立ち上がった以前の日本、その再生の道を調べたいと思います。
そのほかに、果物と健康 (大阪放送)とか、ためしてガッテン (NHK)とか、教育問題とか、ロータリー関係の話題とか、 勝海舟の日清戦争批判(現在の日中間、日韓間の悪い感情につながる)や篤姫とか、小文も載せています。 またブログも大分貯まりました。 きっと多くの方々の、お役に立つことと思います。
みんなで 「健康で長寿!ヘルシーライフ、スローエイジング」 そして 「有意義な生活」 「自分と家族が幸せになり、社会へも貢献する」、そういう社会を目指しましょう
左から、食生活など生活習慣とがん予防に関する、ワシントンDCでの講演後の、プレスカンファレンス(1997年)、その報告書(1997年)の表紙、10年後の報告書 (2007年)の表紙、この報告書に関する、ワシントンDCでの講演(2007年)